平成を振り返って
福岡支部 顧問 角田 和之(高校10回生)
福岡支部の平成時代を振り返ってみました。
平成6年 故 池松(高校11回生)の提案で、石﨑(高校4回生)、故 安藤(高校5回生)、越智(高校5回生)、井手(高校12回生)、合屋(高校12回生)、坂口(高校13回生)の方々(敬称略)の御尽力と母校愛により、嘉穂高女・嘉穂東高校の福岡支部が発足いたしました。
平成6年10月、石﨑支部長のもと、待望の第1回福岡支部総会が、国際ホールで約250人の会員の参加を得て開催された。総会は盛会だったと伺っている。それから毎年、年に一度支部総会が開催されている。総会には必ず講演会が開催されている。この企画は素晴らしい事で、本校出身者の各界で活躍されている人を招へいし講演を賜っています。有意義な講演会で、これからも続いていく事であろう。
平成22年、本校では創立100周年を迎えました。 卒業生としては喜ばしいことであり母校の長い歴史を誇りにして、後輩の皆様も社会で活躍されることを望む次第です。
私は平成20年から支部長を3期務めましたが、平成25年の支部総会は20周年の節目にあたり、20年間の支部総会の歴史を残したいと思い、役員の賛成を得て、記念誌『あゆみ20年』を作りました。作成にあたったメンバーは、浦田(高校19回生)を委員長として、メンバーは石﨑、坂口、田代(高校15回生)、兒嶋(高校18回生)、岩佐(高校19回生)(敬称略)の御協力により出来上がったのである、総会時に参加者全員に贈呈致しました。
ところで、時代の流れとともに、平成時代も会員の訃報はありましたが、なかでも 故 安藤健一氏(高校5回生 享年84歳)は、晩年は身体がご不自由でありながらも飯塚から役員会や総会に出席され、福岡支部の運営に建設的なご意見やご協力を頂いてきました。本当に御苦労様でした。感謝申し上げます。懇親会では、ご趣味とされていた謡曲を披露され、素晴らしい唄声をもう聞かれないのは淋しい限りです。
また、伊藤嘉孝先生(享年93歳)は、亡くなられる1年前までは、毎年同窓会に参加されました。旧姓の第7高を出て京大出身の数学の先生で、昭和22年から昭和45年まで、本校に長い間在籍されましたので知らない人はいないと言われていたほどの先生でした。20周年の記念誌の寄稿の中でも、本校の同窓生と言っておられましたし、先生の明るいキャラクターのため、各々の同期生から長く愛されて、私たちの10回生でも卒寿の御祝いを奥様も同席され、楽しい一時を頂きました。もうお会いすることが出来なくなり寂しくなったのは事実です。
両先輩のご冥福を心よりお祈りいたします。
さて、これからは令和となり、その元年は26回目の総会(6月22日)となりますが、総会の参加者は大体150~200人で、第1回総会参加者の250人をめざして、現在の田代支部長をはじめとして、幹事・役員一同は頑張っています。
ところで、支部の運営は、本部の支援がないため会費と広告費と寄付によって現在まで赤字を出さずにきているのは、幹事・役員の努力の賜物と思います。この福岡支部同窓会が、益々発展するためには若い力が不可欠で、益々発展する多面は、若い力不可欠で、若い同窓生の参加を切に希望する次第です。
2019年6月22日 第26回 同窓会福岡支部 総会・懇親会
配布冊子内寄稿文より 転載