25回総会を記念して「遙けくも来つるものかな」

石 﨑 憲 司(高校4回生)

福岡支部は2018年6月30日、25回目の総会を迎えた。
昭和天皇の崩御で平成が始まり、新しい元号にやっとなじみ始めた平成6年の10月1日が誕生日である。
古い卒業名簿や各学年ごとの卒業アルバムに掲載された住所録を集め、住居を確認しながら手弁当で支部づくりの趣旨を説明して回った苦労も今や遠い昔の物語になった。ほぼ5年ごとに後輩にバトンタッチしてきた支部長や補佐するスタッフも初代から数えて五代目になる。よくぞここまで、との思いが強い。
月1回、欠かすことなく開く幹事会もすっかり定着した。卒業回期を問わず活発に意見を述べ、支部運営のアイデアを出し合う場となり、ほとんど欠席者なし。会場は鳥飼八幡宮の参集殿で宮司夫人の山内真紀子さん(高19回生)のご好意によるものだ。
こうした何でも言える和やかな幹事会から、博多湾一周のクルージング総会(第5回 平成10年)また、総会を締めくくる総踊りや、踊りを一層引き立てる曲も、故郷になじみの「炭坑節」で始まり、いまはシャモジをたたきながらの博多どんたくおはやし「ぼんちかわいや」に。わが支部独特のハッピ。20年記念誌などなど。いずれも、みんなが知恵を出し合ったアイデアによるものだ。
福岡支部にならって熊本に「in くまもと」大阪に「関西支部」ができ、それぞれすくすくと育っている。
来年4月30日の天皇譲位に続き5月1日には皇太子が即位され、平成に代わる新しい元号が始まる。その一ヶ月前に発表される元号がどんなものか。
福岡支部の26回総会は新しい元号のもとで開かれる。校歌に歌う「世代に生くる若人の❞希望の集い❞」をさらに大きく飛躍させよう。
母校と福岡支部、兄弟各支部に栄光あれ。

2018年6月30日 第25回 同窓会福岡支部総会・懇親会
配布資料内記事より転載